プルヴィクトを投与できるのは、PSMAが陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺がんの患者さんです。
PSMA陽性とは前立腺がん細胞の表面にPSMAが存在している状態のことをいいます。
プルヴィクトによる治療を開始する前に専用の検査(PSMA-PET検査)を行い、PSMAが陽性であることを確認した後に治療を行います。
以下のような治療歴のある転移性去勢抵抗性前立腺がん患者さんが対象です。
■1種類の新規アンドロゲン受容体シグナル阻害薬(ARSI)を使用し、化学療法を行っていない方
または
■ARSIと化学療法を実施済みの方
転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断される以前に、転移性去勢感受性前立腺がんの治療としてARSIやARSIと化学療法を使用されていた方も対象となります。
腎機能障害のある方は治療前に申し出てください。
参考として、臨床試験では、92%の患者さんがPSMA陽性と判定されました1)。
1)Morris MJ, et al.: Lancet. 2024; 404(10459): 1227-1239
[利益相反:本試験はノバルティスの支援により実施された。 著者にはノバルティス社員、安全性データモニタリング又は
アドバイザリーボードの参加者、同社より研究資金等を受領している者が含まれる]