ページ2の注釈
「これも直接触れないようにしたり、すぐに石鹸で手を洗ったり、水で流せば問題ないのよね」
ルタテラ®静注の放射性物質は、水や石鹸で洗い流せば汚染を広げる心配はありません。加えて、枕元にエチケット袋を用意したり、各部屋に使い捨てのゴム手袋を準備することで、汚染や被ばくの機会を減らすことができます。トイレの衛生が気になる方は、トイレに流すことのできる便座シートを使用することで、便座に直接触れずに座れます。ただし、感染症とは違い、除菌目的での使用は必要ありません。カミソリや下着など、汚染の起きやすいものは使い捨ての旅行用品を使用すると、予洗いの手間を省けます。
図1 直接触れないようにしましょう
引用:オムツ・導尿カテーテルを使用している場合の注意事項 | ルタテラ®で治療を受ける患者さんとご家族の方へ
https://www.product.gan-kisho.novartis.co.jp/lutathera/care/urine
(閲覧日:2024.08.15)
ページ3の注釈
「トイレとかは、手洗いが不十分だったりするから注意が必要ね」
ルタテラ®静注の放射性物質は主に尿として排出されるので、トイレの汚染を防ぐことで、本剤による汚染の大半を防ぐことができます。汚染を防ぐといっても、難しい手順はありません。まず、トイレ入室時の汚染を避けるため、ドアノブなどトイレ周りの共有物を触る前に手を洗いましょう。また、男性も座位で排尿することで飛び散りを防ぎます。排泄後は便器のフタを閉め、2度流しましょう。その後、石鹸を使ってよく手を洗うことで、汚染が広がるのを防ぐことができます。汚染の起きやすい洗面室のドアは、数日間開放しておくことで、汚染した手で触る機会を減らせます。軽失禁用品や大人用紙オムツなどを使用されている方は、使用後はビニール袋に入れて封をすれば一般ごみとして捨てることができます。
図2 トイレの注意
引用:退院後の注意事項 | ルタテラ®で治療を受ける患者さんとご家族の方へ
https://www.product.gan-kisho.novartis.co.jp/lutathera/care/discharge
(閲覧日:2024.08.15)