マンガ1/4の注釈
でも、まだ退院後もしばらくは日常生活での注意が必要だから
退院後3日間は、患者さんの血液や嘔吐物、特に尿に触れる際に注意が必要ですが、これらに触れた場合でも、石鹸で洗い流すことができます。また、プルヴィクトは主に尿として排泄されるため、患者さんの汗や唾液を避ける必要はありません。体調が良ければ、掃除や買い物、ごみ出しなど、日常の家事を通常通り行うことができます。素手で料理や米研ぎ、皿洗いをしても、包丁や割れ物によるケガに注意すれば、食べ物が汚染されることはありません。
マンガ2/4の注釈
また、特に血液や尿、嘔吐物が付いた場合には十分に予洗いを行ってください
退院後は、基本的に通常通りの生活を送ることができます。ただし、投与後3日間は、血液や嘔吐物、尿が皮膚に付いた場合、すぐに石鹸で洗い流してください。これらは水で洗い流せば皮膚に残ることはありません。床にこぼれたり、壁に付いたりしても、トイレットペーパーできれいに拭き取り、トイレに流せば問題ありません。また、こうした処理を行う際は、ゴム製の使い捨て手袋を着用することでご自身への汚染を防げます。ケガをしないよう気をつけることも大切です。ケガを避けるためにも、投与後3日間は、高所作業や庭仕事などを行う場合、手袋や防具を着用しましょう。
ケガに注意
マンガ3/4の注釈
こうしておけば間違えないな
プルヴィクトの放射性物質は、一般的な洗剤で十分に洗い流すことができます。ただし、投与後3日間は、患者さんの洗濯物とご家族の洗濯物を分けて洗いましょう。患者さんの血液や嘔吐物、尿が付いたシーツや下着は予洗いを行ってください。患者さんが予洗いを行う場合も、ご家族にお願いする場合も、ゴム製の使い捨て手袋を着用しましょう。尿漏れが気になる方は、一時的に軽失禁用品や大人用紙オムツを使用することもおすすめします。洗濯は分ける必要がありますが、洗濯機を共用することは問題ありません。洗濯物を干す際には区別の必要はなく、アイロンや収納は通常通りで構いません。着ていたものやシーツを捨てる必要はありません。
洗濯物の区別
マンガ4/4の注釈
ちゃんと管理すれば、安心して過ごせるわね
洗濯やトイレの注意事項に気をつければ、周囲のものに対する汚染の大半を防ぐことができます。特に洗濯物に注意が必要な期間(投与後3日間)には、洗いやすい素材の服を着ることで、より安心して過ごせます。また、この期間に外出先でトイレを利用する際は、カバンやコートなどの手荷物が汚れないように気をつけておくと安心です。もし汚れてしまっても、慌てずに清潔な布やウェットティッシュで拭き取る程度で十分です。仮に放射性物質による汚染があっても、放射能は時間とともに自然に減衰していきますので、過度に心配する必要はありません。