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グリベック®を服用されるGIST(消化管間質腫瘍)患者さんへ

監修:
湘南鎌倉総合病院 臨床腫瘍科
澤木 明 先生

Q1. 手術後に再発のリスク(危険性)が高いので、グリベック治療が必要だと言われました。手術で腫瘍を切除したのに、なぜ薬物療法を受けないといけないのですか?

再発のリスク(危険性)が高いGISTとは、腫瘍が大きく、腫瘍細胞が活発に活動していることが考えられます。そのようなGISTは、手術で目に見える腫瘍をすべて取り除いても、目に見えない腫瘍細胞が残っている可能性や、他の臓器に移っている可能性が高くなります。目に見えない腫瘍細胞が増えるのを防ぐためには、グリベックを服用し、腫瘍細胞の増殖シグナルのスイッチを切り続けることが必要となります。
グリベックの効果については、「効くしくみ」に記載されていますので、そちらをご覧ください。

Q2. グリベック治療は、どのくらいの期間、服用しなければならないですか?

転移していないGISTと診断され手術でGISTが完全に取り除けた方と、それ以外の方では推奨されている服用期間が異なります。
転移していないGISTと診断され手術でGISTが完全に取り除けた方で、再発の危険性が高い場合は、グリベックを3年間服用することが「GIST診療ガイドライン(第3版)」で推奨されています。
それ以外の方で、転移している場合やGISTが手術で取り除けなかった場合、再発した場合は、腫瘍細胞が全身に散らばっていると考えられます。そのため、腫瘍の大きさが安定し、グリベックの効果が得られている間は服用を継続することが「GIST診療ガイドライン(第3版)」で推奨されています。

Q3. グリベックの服用で副作用がでました。服用量を減らしてもよいですか?

服用量が足りず、血液中のグリベックの濃度が低くなると、腫瘍細胞の増殖を抑える効果が十分得られなくなります。ですから、ご自身の判断で減量や中断をせず、まずは主治医にご相談ください。その際に副作用があり日中の活動に支障があることを必ず伝えましょう。
また、以下の症状があらわれたときは、次の診察まで待たず、すぐに受診しましょう。

  • 38℃以上の熱が続くとき
  • 1日7回以上の下痢が続くとき
  • 1日6回以上の嘔吐が続くとき
  • 食事や水分がとれないとき
  • ひどい水ぶくれを伴う発疹が出たとき
  • 視覚障害を伴うむくみが出たとき
  • 我慢できない腹痛や便に血が大量に混ざるとき
  • 頭痛を伴う意識障害が出たとき

Q4. 現在、授乳中です。グリベックを服用しても大丈夫ですか?

グリベック服用中は、授乳を中止してください。
外国人の女性で、グリベックが乳汁中に移行したとの報告があります。乳汁に含まれるグリベック濃度から1 日の最大授乳量を算出すると、乳児への影響は少ないと予想されます。ですが、乳児への影響を実際に調査したデータはなく、どのような影響がでるか分かっていません。グリベック服用中は、授乳を中止してください。