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グリベック®を服用されるGIST(消化管間質腫瘍)患者さんへ

監修:
湘南鎌倉総合病院 腫瘍内科
澤木 明 先生

グリベックの服用により下痢があらわれることがあります。多くの場合、グリベックの服用を始めて1週間以内にみられます。脱水症状にならないように気をつける必要があります。

下痢症状イメージ

セルフケア

辛い物や刺激の強い食べ物、油っこい料理は控えましょう。
下痢が続くときは脱水症状を防ぐために水分と電解質(ナトリウムやカリウム)、例えばスポーツドリンク、電解質含有の経口補水液の補給を心がけましょう。

治療・対策

症状が重い時(水のような便が頻回に起こるなど)は、担当医に相談してください。状態によって下痢止めのお薬による治療が行われます。

セルフケアについて

ここではあくまでも患者さん自身で日常生活を見直したり、再確認していただく事柄をあげています。自己判断でグリベックの服用を休止したり、症状の重症度にかかわらず、副作用が改善しないまま放置しないで、直ちに担当医に連絡してください。

グリベックの服用について

副作用の症状に応じた対処法や治療を行いながらグリベックの服用は継続しますので、担当医の指示に従ってください。