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グリベック®を服用されるGIST(消化管間質腫瘍)患者さんへ

監修:
村田裕子
(管理栄養士・料理研究家)

 むくみの予防には、限りなく無塩に近い食事を心がけることがとても大切です。とはいえ、ただ塩分を減らすだけでは味気なく、物足りなさを感じがちです。
 それをカバーしてくれる強い味方が、 香り 酸味 辛み です。しょうが、みょうが、青じそ、ハーブなどの香味野菜は単調な減塩調理の味にアクセントをつけてくれます。カレー粉、こしょうなどのスパイス類、七味唐辛子、わさびなどの心地よい辛みをきかせると、薄味でも満足感が高まります。かんきつ類や酢、梅などのさわやかな酸味を利用すると、味が引き締まります。
 次に、素材のもつうまみやコクを上手に利用すると味のバリエーションが広がります。和風の料理には、昆布やかつおぶしなど使った和風だし、洋風の料理には鶏ささみを水で煮だしたり、たまねぎ、にんじんなどの野菜と一緒に煮込んだスープを冷凍でストックしておくととても便利です。
 さらに、ごま油やオリーブオイルなどの香りのよい油を隠し味に使うとコクも高まります。

香味野菜やスパイスなどのイメージ

 吐き気が強いときは、口の中での咀嚼に時間がかからず、食材は細かく切ったり、やわらかくゆでたりした調理がおすすめです。あるいは煮汁に片栗粉などでとろみをつけたり、ねばねばの野菜を利用すると、味のからみもよく、飲み込みやすくなります。
 ほか、むくみのあるときは、塩蔵品(塩から、たらこ、わかめなど)、練り物(ちくわ、かまぼこ、さつまあげなど)には塩分のほか、食品添加物も含まれていることが多いので、摂取はできるだけさけてください。みそ汁や、麺もののつゆも塩分が多く含まれているので、ひとくち口をつける程度にとどめ、80%くらいは残すつもりで。
すべて飲みきらないように心がけましょう。

食材を細かく切るイメージ